木造の家の持つ魅力

夏は涼しく冬は暖かい

日本の家は古くから木造建築が主流でした。最近では鉄骨造りや鉄筋コンクリート造りのおしゃれな建物も増えています。たしかに木造と比べると鉄骨や鉄筋は頑丈で長持ちするというメリットが有ります。ですが、メンテナンスにお金がかかるというデメリットもあるのです。メンテナンスだけではなく、鉄骨や鉄筋は建築費用も掛かります。それに対して木造住宅はローコストで作ることも可能です。木造住宅は本来日本人に一番なじみがあります。木造住宅には心を休ませてくれる和室があり、木のぬくもりが日本人にはなじみ深いのです。さらに冬は暖かく熱を逃がさず、夏は涼しいのも木造建築のメリットです。木造は断熱性が高いために、外気の影響を受けにくいためそうなるのです。

木造の二つの工法とは?

木造住宅のほとんどは「在来工法」と呼ばれる作り方が多かったのですが、最近では「ツーバイフォー工法」と呼ばれる作り方も増えています。在来工法は簡単に言うと、柱や梁などの「線」で建物を支える作り方です。それに対してツーバイフォー工法は床面や壁面などの「面」で建物を支える方法です。どちらの工法であっても地震には強くできています。日本では1981年6月以降の建物は、新耐震基準で作られているため、木造であっても地震で倒壊しにくい構造になっているのです。とくにツーバイフォー工法の方は頑丈であるといわれています。地震の多い地域に注文住宅を木造で建設するのであれば、ツーバイフォー工法を採用すれば、さらに頑丈で安心して住める家にすることが出来るかもしれません。